
妊活・妊娠中の鉄分、何をどう選ぶ?
妊活を始めたとき、産婦人科の先生に「葉酸と鉄分、ちゃんと摂れていますか?」と聞かれた方は多いと思います。
葉酸はよく聞くし、サプリも選びやすい。でも「鉄分、どうしたらいいんだろう?」と後回しにしていませんか。
妊娠中の鉄分の必要量は、妊娠していないときの約2倍に増えます。しかも鉄分は食事だけで補うのが難しい栄養素のひとつ。日本人女性の多くが慢性的に不足しがちだとも言われています。
この記事では、妊活・妊娠中に鉄分が大切な理由、葉酸との組み合わせ方、形態の選び方と注意点をまとめました。サプリを選ぶ前に、まずここを読んでみてください。
⚠️ 妊娠中のサプリメントは、量や種類によっては過剰摂取のリスクもあります。本記事は情報提供を目的としており、服用量・種類はかかりつけの産婦人科医や薬剤師に必ずご相談ください。
なぜ妊活・妊娠中に鉄分が特に必要なのか
鉄分は、血液中の赤血球に含まれる「ヘモグロビン」を作るのに欠かせないミネラルです。ヘモグロビンは体中の細胞に酸素を運ぶ役割を持っています。
妊娠すると、赤ちゃんにも酸素や栄養を届けるために血液の量が大きく増えます。妊娠後期には、血液の量は妊娠前の約1.5倍になると言われています。
ところが血液の「量」は増えても、赤血球の数がその割合に追いつかないことがあります。これが「妊娠中の貧血」が起きやすい大きな理由のひとつです。

血液が増えるのに貧血になるって、なんか不思議ですよね。

そうですよね、直感に反する感じがしますね。血液の量は増えるんですが、薄まってしまうイメージです。水を足すと濃度が下がるのに似ています。赤血球を作るのに鉄分が追いつかないと、酸素を運ぶ力が落ちてしまうんです。
妊活期から鉄分が意識される理由
「妊娠中」だけでなく「妊活中」から鉄分が話題になるのには理由があります。
体に鉄分が十分にストックされていないと、妊娠初期に必要量が一気に増えたとき、体がついていけないことがあります。妊娠が分かってから慌てて補い始めても、体への蓄積には時間がかかります。
産婦人科では「葉酸は妊娠の少なくとも1か月前から」と言われることが多いですが、鉄分についても妊活期から意識しておくことが大切だと伝えるクリニックが増えています。

研究で分かっていること、まだ分からないこと
鉄分と妊娠・出産の関係についての研究は、長年にわたって積み重ねられています。ここで分かっていることと、まだはっきりしていないことを整理します。
比較的はっきり言えること
妊娠中の鉄欠乏性貧血と出産への影響については、多くの研究で関連が見られています。妊娠中に貧血の状態が続いた場合、母体の疲労感・息切れが強くなりやすいことが知られています。また、低出生体重や早産との関連を示す研究も複数あります。
WHO(世界保健機関)は、妊娠中の鉄欠乏性貧血を「世界的な公衆衛生上の課題」と位置づけており、妊娠中の鉄分補給を推奨しています。日本の産婦人科ガイドラインでも、妊婦健診での血液検査による貧血チェックは標準的に行われています。
もっと詳しく知りたい方へ(クリックで展開)
WHO の推奨(Guideline: Daily iron and folic acid supplementation in pregnant women, 2012)では、妊婦に対して葉酸と鉄分の毎日の補給を推奨しています。具体的には、貧血が少ない地域では鉄として30〜60 mg/日、貧血が多い地域ではより高用量の補給が検討されます。ただし日本国内での具体的な量は、個人の血液検査結果をもとにかかりつけ医が判断するものです。自己判断での高用量摂取はリスクがあります。
まだ「全員に当てはまる」とは言い切れないこと
一方で、妊活段階での鉄分補給が妊娠しやすさに直接影響するかどうかについては、研究が進んでいますが「誰にでも確実」とは言えない段階です。
いくつかの大規模な観察研究では、鉄分をしっかり摂っている女性のほうが排卵に関わる状態が安定しやすいという傾向が見られています。とくに「鉄欠乏の状態にある女性」では、補給によって体の状態が整いやすいとする報告があります。
ただし、これは「鉄分を飲めば妊娠できる」という意味ではありません。鉄分が足りていない人にとっては意義があるかもしれない、という話です。

ここが大事なポイントですよね。「不足している人に補う」のと「すでに足りている人がさらに飲む」のは、意味が違います。まず自分の状態を知ることが先です。

おっしゃる通りで、鉄分は過剰になった場合のリスクもあります。血液検査(フェリチン値=鉄の貯蔵量の指標)で自分の状態を確認してから補給量を決めるのが、とくに妊活・妊娠中は安心です。
フェリチンって何?(クリックで展開)
フェリチンは、体内に鉄をストックしておくためのたんぱく質です。血液検査でフェリチン値を測ると、「今の鉄の貯蓄がどれくらいか」が分かります。通常の貧血検査(ヘモグロビン値)では貧血と判定されなくても、フェリチンが低い「隠れ鉄不足」の状態になっている方がいます。妊活中にフェリチンを測ってもらえるかどうか、かかりつけ医に相談してみてもよいでしょう。
葉酸との組み合わせ方
妊活・妊娠中のサプリといえば「葉酸」が有名ですが、鉄分との組み合わせについて疑問を持つ方も多いです。
葉酸と鉄分、一緒に飲んでいい?
結論から言うと、一緒に飲むことを想定した設計の商品が多く、基本的には問題ありません。実際、妊婦向けの総合サプリ(プレナタルビタミン)の多くは葉酸と鉄分を同時に配合しています。
ただし、別々のサプリで組み合わせる場合に気をつけたいポイントがあります。
| 組み合わせ | ポイント |
|---|---|
| 鉄分+葉酸 | 一般的に問題なし。多くの妊婦用サプリが同時配合 |
| 鉄分+ビタミンC | 鉄の吸収を助けやすいとされる組み合わせ |
| 鉄分+カルシウム | 一緒に飲むと鉄の吸収を妨げる可能性がある |
| 鉄分+緑茶・コーヒー・紅茶 | タンニンが鉄の吸収を妨げる場合がある。時間をずらすのが無難 |
ビタミンCとの組み合わせが勧められる理由
鉄分には「ヘム鉄(動物性)」と「非ヘム鉄(植物性・多くのサプリ)」の2種類があります。非ヘム鉄は吸収されにくい面がありますが、ビタミンCと一緒に摂ると吸収されやすくなると報告されています。
鉄分サプリを飲む際にオレンジジュースや野菜ジュース(ビタミンCが豊富)を一緒に摂るのは、理にかなったアプローチです。

じゃあ鉄分サプリを飲むときは、緑茶じゃなくてオレンジジュースが正解なんですね。

そうです。ビタミンCの入った飲み物と一緒に、または食後すぐに飲む方法がよく取られています。カルシウムのサプリや乳製品との時間をずらすのも意識してみてください。

鉄分サプリの「形態」の違い
サプリの成分表示を見ると「硫酸鉄」「グルコン酸第一鉄」「ビスグリシン酸第一鉄」など、色々な名前が並んでいます。これらは「鉄分をどんな形で届けるか」の違いで、吸収されやすさや胃への負担が変わります。
※各タイプの詳しい特徴は下の比較表でまとめています。
主な3つの形態
| 形態 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 硫酸第一鉄(ferrous sulfate) 無機鉄・スタンダードタイプ | 最も研究が多く、コストが低い。吐き気・便秘が出やすい人も | コスパ重視で胃が丈夫な方 |
| グルコン酸第一鉄(ferrous gluconate) 有機鉄・マイルドタイプ | 硫酸鉄より胃への刺激が少ないとされる。吸収はやや穏やか | 胃の刺激が気になる方 |
| ビスグリシン酸第一鉄(ferrous bisglycinate) キレート鉄・胃にやさしいタイプ | 鉄をアミノ酸(グリシン)で包んだ形。胃に優しく吸収されやすいとされる研究がある | 吐き気・胃もたれが出やすい妊娠中の方 |
ヘム鉄とは何が違う?(クリックで展開)
「ヘム鉄」は動物の血液や筋肉から作られる鉄で、吸収率が高いとされています。日本のサプリに多く使われています。上の3形態は「非ヘム鉄」と呼ばれるタイプで、植物性・合成由来。ベジタリアン・ヴィーガンの方や、動物由来成分を避けたい場合は非ヘム鉄が選ばれます。iHerbで取り扱う海外サプリは非ヘム鉄の商品が多い傾向にあります。
妊娠中は胃が敏感になりやすく、つわりの時期と重なると鉄のサプリで気持ち悪くなる方も少なくありません。そういう方には、胃への負担が少ないとされる「ビスグリシン酸第一鉄(グリシン酸型 / bisglycinate)」や「グルコン酸型」が選ばれやすいです。
摂取タイミングと量の考え方
タイミング
鉄分サプリは一般的に「食後」か「食事と一緒」に飲む方が多いです。空腹時に飲むと胃に刺激を感じやすいためです。
ただし、「食後すぐ」でも乳製品やカルシウムサプリと時間が重なる場合は、吸収に影響する可能性があります。食事内容も少し意識してみるとよいでしょう。
| タイミング | 特徴 |
|---|---|
| 食後(推奨) | 胃への刺激を和らげやすい |
| 食事中 | 食品中のビタミンCと一緒に摂れる場合がある |
| 空腹時 | 吸収が良い場合もあるが、吐き気が出やすい。つわり中は避けた方が無難 |
| 就寝前 | 胃への刺激が少ない(夕食後の延長として)。カルシウムサプリと時間をずらす |
量について
日本の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、妊娠中期以降の鉄の推奨量を非妊娠時より大幅に高く設定しています(中期・後期で付加量が設定されています)。
ただし、サプリで補う量は食事からの摂取量や個人の体の状態によって大きく変わります。「どれくらい飲めばよいか」は、血液検査の結果を見た上でかかりつけ医に判断してもらうのが最も安全です。

ここは本当に大事なところで、「妊娠中だから多めに」と自己判断で増やすのは危険です。過剰摂取のリスクもありますし、すでに病院から鉄剤を処方されている方が市販サプリを重ねると、想定以上の量になることもあります。

処方薬とサプリを両方飲んでいる方も多そうですよね…。

病院で鉄剤を処方されている方は、市販のサプリと重ねる前に必ず担当の医師に確認してください。鉄は「多いほどよい」栄養素ではありません。

iHerbで選ばれている鉄分サプリと「みんなの飲み方」
鉄分サプリは種類も多く、何を選べばよいか迷う方のために、iHerbで実際に購入されている商品とその飲み方データをまとめました。
商品の選択はあくまで「参考の一つ」として、実際の量や種類は医師・薬剤師にご相談ください。
Solgar ジェントルアイアン(胃にやさしいタイプ)
Solgar, Gentle Iron®, 25 mg, 90 Vegetable Capsules
- 形態
- カプセル
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥1,811
ビスグリシン酸第一鉄(グリシン酸型)を使用した、胃への刺激が少ないとされる設計。「ジェントル(やさしい)」という名前の通り、つわりの時期や胃が敏感な方に選ばれやすい商品です。
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 54 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1カプセルを毎日、または1日おきに飲む方が多い。朝食後や夕食後に飲む人もいる。ビタミンCやオレンジジュースと一緒に飲む工夫をしている人が目立つ。
- 「1日1カプセル、オレンジジュースと一緒に飲んでいる」
- 「夕食後に1日おきに1カプセル飲んでいる」
- 「朝に2〜3カプセルをオレンジジュースと一緒に飲んでいる」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠58%
- 2錠19%
- 3錠以上15%
- 半量8%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 食後39%
- 朝28%
- 空腹時22%
- 寝る前11%
- 吸収を高めるためビタミンCと一緒に飲む
- 食事と一緒に飲むと飲みやすい
- 1日1回で済む、カプセルのサイズが飲みやすい
- 1日4錠摂取時に下痢と腹痛が発生したため注意が必要
- オレンジジュースと一緒に服用すると吸収が良い
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労54%
- その他32%
- お通じ18%
- 気分・ストレス4%
- 肌4%
報告された体調の変化・副作用
- なし80%
- 下痢と腹痛2%
- 複数摂取で便秘になる2%
- 軽い胸焼け2%
NOW Foods アイアン 36mg(スタンダードタイプ)
NOW Foods, Iron, 36 mg, 90 Veg Capsules
- 形態
- カプセル
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥1,702
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 43 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1カプセル(36mg)を摂る人が多く、医師の指示で2カプセルや隔日服用する人も。朝の空腹時、または夜に食後服用が見られる。
- 「毎晩ビタミンCと一緒に飲んでいる」
- 「1日1カプセルで飲みやすい」
- 「医師の提案で1日2カプセルを夜に飲んでいる」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠67%
- 2錠29%
- 3錠以上4%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 寝る前33%
- 食後25%
- 朝17%
- 空腹時17%
- 起床時8%
- 1カプセル/日の簡便性
- カプセルが飲みやすい
- カプセルが飲みやすく、ビーガン対応
- カプセルが飲みやすく、胃に優しい
- カプセルが飲みやすく胃に優しい
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労50%
- その他40%
- お通じ10%
- 気分・ストレス3%
- 肌3%
報告された体調の変化・副作用
- なし61%
- 空腹時に胃への負担2%
- 胃の不快感2%
- 胃痛2%
NaturesPlus Hema-Plex®(複合栄養タイプ)
NaturesPlus, Hema-Plex®, Iron with Essential Nutrients for Healthy Red Blood Cells, 60 Slow-Release Tablets
- 形態
- タブレット
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥3,120
鉄分に加えて、赤血球の生成に関わるビタミンB12・葉酸・ビタミンCなどを一緒に配合したスロ―リリース(ゆっくり溶けるタイプ)のタブレットです。
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 34 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1錠を朝食前30分や朝食時に飲む方が多い。就寝前に飲む人もいる。錠剤が大きめなので半分に割って飲む方や、柑橘ジュース・レモン水と一緒に摂る工夫も見られる。
- 「柑橘ジュースと一緒に飲んでいる」
- 「朝食30分前にレモン水と一緒に摂取」
- 「毎日ではなく週1回だけ飲んでいる」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠90%
- 2錠5%
- 半量5%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 朝25%
- 空腹時25%
- 食後25%
- 寝る前13%
- 起床時13%
- 1日1回で飲みやすいサイズ
- 1日1錠で便利
- タブレットが半分に分割できる大きさ
- タブレットのサイズが大きいが、利点が重みを上回る
- 吸収を高めるため朝食30分前に摂取し、レモン水を追加している
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労56%
- その他30%
- 気分・ストレス11%
- 肌11%
- お通じ4%
- 睡眠4%
報告された体調の変化・副作用
- なし62%
- にきび3%
- 消化系への負担3%
- 腎臓痛3%
- 膨満感3%
21st Century アイアン 65mg(コスパ重視タイプ)
21st Century, Iron, 65 mg, 120 Tablets
- 形態
- タブレット
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥840
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 56 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1錠を朝またはメインの食事と一緒に飲む人が多い。ビタミンCやオレンジジュースと一緒に飲む工夫や、胃痛対策で就寝前に飲む人もいる。
- 「1日1錠を朝、オレンジジュースと一緒に飲んでいる」
- 「胃痛があるので寝る前に2錠飲んでいる」
- 「朝に葉酸と一緒に飲んでいる」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠87%
- 2錠7%
- 3錠以上7%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 朝36%
- 食後36%
- 寝る前18%
- 空腹時9%
- 粒が飲みやすい
- 粒が小さく飲みやすい
- 食事と一緒に飲む
- カプセルが飲みやすい
- コーティング錠で食事の前に飲める余裕ができる
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労50%
- その他44%
- お通じ3%
- 気分・ストレス3%
- 肌3%
- 足の攣り・筋肉3%
報告された体調の変化・副作用
- なし32%
- わずかな胃痛2%
- 便秘2%
- 便秘(整腸薬との併用時)2%
- 嘔吐感2%
「みんなの飲み方」データについて(クリックで展開)
「みんなの飲み方」統計は、iHerbのユーザーレビュー・Q&Aをもとに編集部が集計・分析したものです。特定の服用方法を推奨するものではありません。個人の体の状態・病歴・他のサプリとの組み合わせによって適切な飲み方は異なります。妊活中・妊娠中の方は必ずかかりつけ医にご相談の上、参考情報としてご活用ください。
注意点と、こんな方は特に医師へ相談を
鉄分サプリは多くの方が利用しているものですが、妊活・妊娠中という状況では、いくつか特に注意したい点があります。
過剰摂取のリスク
鉄分は必要なミネラルですが、多すぎると胃腸への刺激・便秘・吐き気が出やすくなります。極端な過剰摂取では体の酸化ストレスが増えるという研究もあります。妊娠中だからといって多く飲めばよいわけではありません。
便秘への対応
鉄分サプリ(とくに硫酸第一鉄タイプ)は便秘を引き起こしやすいとされています。妊娠中はもともと腸の動きが鈍くなりやすいため、水分を十分に摂ることや食物繊維を意識した食事と組み合わせることが大切です。
こんな方は必ず医師に相談してから
- 病院で鉄剤(フェロ・グラデュメット、フェロミアなど)を既に処方されている方
- 血液検査でフェリチンや鉄の値が高めと言われたことがある方
- 消化管(胃・腸)に持病がある方
- 他のサプリや薬を複数飲んでいる方
- 双子・多胎妊娠の方

市販のサプリって、気軽に買えるぶん、つい自己判断しがちですよね。

そうなんです。特に妊活・妊娠中は「体にいいはず」という気持ちで重ねて飲んでしまう方もいますが、この時期こそ産婦人科で一度相談するのが一番安心です。今は妊活外来や管理栄養士と相談できるクリニックも増えていますよ。

まとめ:まず「自分の鉄の状態」を知ることから
妊活・妊娠中の鉄分補給は、理由が分かると取り組みやすくなります。大切なポイントをおさらいします。
- 妊娠中は血液の量が大きく増えるため、鉄分の必要量が上がる
- 鉄欠乏の状態にあるかどうかは、血液検査(フェリチン値)で確認するのが確実
- サプリの形態は、胃が敏感な方にはグリシン酸型(bisglycinate)が選ばれやすい
- ビタミンCと一緒に摂ると吸収されやすく、カルシウムや紅茶・緑茶との同時摂取は避けるのが無難
- 葉酸との組み合わせは一般的に問題なし。妊婦用総合サプリにも多く配合されている
- 量や種類は必ずかかりつけ医に相談して決める
「何を飲むか」より「自分の今の状態はどうか」を知ることが、妊活・妊娠中の栄養ケアの一番の出発点です。まずは産婦人科の健診や血液検査で確認してみてください。
※ 本記事は情報提供を目的としており、特定のサプリメントや量を推奨するものではありません。 ※ 本品は医薬品ではありません。病気の診断・治療を目的としたものではありません。 ※ 症状が続く場合・お薬を服用中の方・妊娠中・授乳中の方は、医師または薬剤師にご相談ください。
よくある質問(FAQ)
Q. 妊活中から鉄分サプリを飲んでいいですか? A. 妊活期から鉄分を意識することは、多くの産婦人科でも勧められています。ただし量や種類はかかりつけ医に確認してから始めるのが安心です。まず血液検査でフェリチン値を確認してもらうと、自分に補給が必要かどうかが分かります。
Q. 葉酸サプリと鉄分サプリは一緒に飲めますか? A. 一般的に問題ないとされており、多くの妊婦用サプリには両方が同時に配合されています。別々のサプリを組み合わせる場合も、カルシウムや緑茶・紅茶との時間をずらす工夫が大切です。
Q. 妊娠中に鉄分サプリで気持ち悪くなります。どうしたらいい? A. 空腹時に飲むのを避け、食後に飲み方を変えてみてください。それでも続く場合は、胃への負担が少ないとされる「グリシン酸型(bisglycinate)」や「グルコン酸型」の商品に切り替えることを検討してみてください。変更前にかかりつけ医に相談するのが安心です。
Q. 病院で鉄剤を処方されていますが、市販サプリを追加してもいいですか? A. 処方薬と市販サプリを重ねると、想定以上の量になる可能性があります。必ず担当の医師に確認してから判断してください。
Q. 妊娠中の鉄分の推奨量はどれくらいですか? A. 日本の食事摂取基準では、妊娠中(中期・後期)には非妊娠時より多い付加量が設定されています。ただし食事からの摂取量や個人の状態によって必要な補給量は異なるため、具体的な量は産婦人科の医師にご確認ください。