
妊娠初期、意識したい栄養のこと
妊娠初期の栄養について、ちゃんと考えなきゃと思いつつ、何から手をつければいいか分からない——そんな気持ちになっていませんか。
つわりで思うように食べられない日が続くなか、「赤ちゃんに必要な栄養、届いているかな」と不安になるのは、ごく自然なことです。
この記事では、妊娠初期に意識したい栄養素を葉酸・鉄分・ビタミンB群を中心に整理しながら、食事やサプリメントで取り組めるポイントを一緒に見ていきます。
こんな状態に心当たりはありませんか?
「最近こういうことが続いているな」という状態が、実は栄養面のサインであることがあります。次のどれかに当てはまるものがあれば、この記事が参考になるかもしれません。
- 食欲がなく、同じものしか食べられない日が続いている
- 体がだるくて、起き上がるのがつらい朝がある
- 肌や髪の毛がいつもより荒れてきた気がする
- ちょっとしたことで息切れしたり、動悸がするようになった
- 野菜や豆類をほとんど食べていない週が続いている
- 「葉酸、いつから飲めばいいんだろう?」と今も迷っている
- 市販のサプリを何種類か買ったけれど、正直どれが合っているか分からない
全部当てはまらなくても大丈夫です。1〜2個でも気になったなら、この時期の栄養を一度整理してみる価値はあります。

つわりで何も食べられない日が3日続いたとき、「赤ちゃんに栄養いかないかも」って本当に焦りました……

つわりの時期はそういう不安が一番つらいですよね。まず「全部完璧に食べなきゃ」という気持ちをゆるめることが、意外と大事なんです。
なぜ妊娠初期は栄養が不足しやすいのか
妊娠初期の栄養不足には、いくつかの理由が重なっています。
つわりで食べられるものが限られる
妊娠初期の多くの方が経験するつわり。吐き気や食欲低下によって、食べられるものが炭水化物に偏ったり、1日の食事量がぐっと減ったりしがちです。「体によいものほど食べられない」というケースも珍しくありません。
このとき不足しやすいのが、野菜・豆類・乳製品・肉・魚などに含まれるビタミン・ミネラル類です。
赤ちゃんに優先的に栄養が使われる
妊娠すると、摂取した栄養素は赤ちゃんの発育に優先的に使われます。お母さん自身の体に必要な分が後回しになりやすく、特に葉酸・鉄・ビタミンB群などは妊娠前より必要量が増えます。
もっと詳しく知りたい方へ(クリックで展開)
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、妊娠中は葉酸の付加量として1日240μgが推奨されています(妊娠前の推奨量240μgと合わせると合計480μg)。鉄については妊娠初期で2.5mg、中期・後期では15〜16mgの付加量が設定されています。これらは食事だけで賄うにはかなりの量であり、特につわりで食事が制限される時期には意識的な補給が大切とされています。
吸収率の問題
鉄や葉酸は、食事から摂れる量だけでなく「体がどれだけ吸収できるか」にも差があります。植物性食品に含まれる鉄(非ヘム鉄)は吸収されにくく、ビタミンCと一緒に摂ると吸収されやすくなることが知られています。「食べているのに数値が上がらない」という場合、吸収率の問題が関わっていることがあります。

妊娠初期の栄養セルフチェック
以下の項目で、今の自分の状態を確認してみましょう。あてはまるものにチェックを入れてみてください。
- 1日の食事で野菜を1皿以上食べられていない日が多い
- 葉酸を含むサプリや食品を意識的に摂っていない
- 最近、立ちくらみや疲れやすさが気になる
- 肉・魚・大豆製品をほとんど食べていない週がある
- 朝食を抜くことが週3日以上ある
- 妊娠前から貧血気味と言われたことがある
- サプリを飲んでいるが、成分と量を確認したことがない
3つ以上あてはまる場合は、食事の内容やサプリメントについて主治医や助産師に一度確認してみるとよいかもしれません。

葉酸サプリって、妊娠が分かってから飲み始めても意味ありますか?

実は、神経管の形成は妊娠初期のとても早い時期に始まります。妊娠に気づいてから飲み始める場合でも、飲まないよりは意味があると研究では示されています。「今からでも遅い」ということはないので、まず始めてみてください。

「いつから飲めばよかったんだろう」って悩む方がとても多いですよね。気づいた時点がスタートでいいんです。
食事からできる工夫
つわり中は「理想的な食事」を目指すより、「少しでも食べられるものの中で、栄養を足す」という考え方が現実的です。
食べられるものに「プラス一品」の発想で
- おにぎりだけ食べられる日 → 具をしらすや梅に。ビタミン・ミネラルを少し足せる
- トーストだけの朝 → 豆乳や牛乳を一口加えるだけでたんぱく質・カルシウムが摂れる
- 果物なら食べられる → みかん・イチゴはビタミンCが豊富。鉄の吸収を助けてくれる
葉酸を含む食材を少しずつ意識する
葉酸はほうれん草・ブロッコリー・枝豆・納豆・豆腐・アボカドなどに含まれています。「毎食完璧に」ではなく、「今日の夕食に一品だけ」という感覚で取り入れてみましょう。
ただし、葉酸は熱に弱く、調理で失われやすい性質があります。生で食べられる枝豆・アボカド・納豆などはその点で取り入れやすい食材です。
レバーの大量摂取には注意が必要
「鉄分といえばレバー」というイメージがありますが、妊娠中のレバーの食べすぎは注意が必要です。レバーにはビタミンAが非常に多く含まれており、過剰に摂ると赤ちゃんへの影響が懸念されるとされています。鉄源としては、赤身の肉・あさり・ひじき・小松菜なども活用しましょう。
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ビタミンAの過剰摂取リスクについては、日本産科婦人科学会や厚生労働省も注意を呼びかけています。妊娠3か月以内の初期に動物性ビタミンA(レチノール)を過剰に摂ると、胎児の奇形リスクに関連する可能性が海外の研究で報告されています。レバーは週1回程度を目安とし、植物性のβ-カロテン(緑黄色野菜に含まれる)は過剰摂取の心配がないため積極的に利用できます。サプリメントでもビタミンAの形態には「レチノール」と「β-カロテン」があり、妊娠中はβ-カロテン由来のものを選ぶのが一般的なアドバイスとされています。

妊娠初期に意識したい栄養が気になる方に選ばれる成分
食事で補うことが基本ですが、「食べられない時期だからこそサプリで補いたい」という声も多くあります。ここでは妊娠初期に特に注目されやすい3つの成分を紹介します。
⚠️ サプリメントの種類・量は、主治医や助産師に確認してから使用することをおすすめします。妊娠中は通常の「推奨摂取量」が変わる成分もあります。
葉酸(ビタミンB9)
葉酸は妊娠初期の栄養で最もよく話題にのぼる成分のひとつです。赤ちゃんの神経管(脳や脊髄のもととなる部分)の形成に関わる栄養素として、妊娠前から妊娠初期にかけての補給を多くの医療機関が推奨しています。
厚生労働省は、妊娠を希望する女性または妊娠初期の方に対して、食事に加えて1日400μgのサプリメント由来の葉酸を摂ることを推奨しています(「神経管閉鎖障害のリスク低減」の観点から)。
形態の選び方:モノグルタミン酸型 vs メチル葉酸型
市販の葉酸サプリには「モノグルタミン酸型(通常の葉酸)」と「メチル葉酸型(5-MTHF)」があります。メチル葉酸型は体の中で変換ステップが少なく、そのまま使いやすい形とされています。遺伝的に葉酸を変換しにくい体質の方(MTHFR遺伝子多型)にはメチル葉酸型が注目されていますが、通常の葉酸も厚生労働省の推奨形態として広く使われています。
※各タイプの詳しい比較は、後の成分辞典ページも参考にしてください。
もっと詳しく知りたい方へ(クリックで展開)
MTHFR(メチレンテトラヒドロ葉酸還元酵素)遺伝子の多型を持つ方は、通常の葉酸をメチル葉酸に変換する働きが低下していることがあります。このタイプの方には「メチル葉酸(5-methyltetrahydrofolate)」型のサプリが選ばれることがあります。ただしMTHFR多型の有無は一般的な健診では調べられないことが多く、気になる方は遺伝子検査や医師への相談が必要です。なお、日本人を対象とした研究でもMTHFR多型の保有率は一定数あると報告されており、「念のためメチル葉酸型を選ぶ」という考え方もあります。
鉄分
妊娠中は血液量が増えるため、鉄の必要量も増えます。鉄は赤血球の中で酸素を運ぶ役割を担っており、不足すると体が酸素をうまく運べなくなり、だるさ・息切れ・立ちくらみが起きやすくなることが知られています。
特につわりが続いて食事量が少ない時期は、鉄の不足が起きやすい状況になりやすいです。
サプリの鉄には種類があります
鉄のサプリには大きく「ヘム鉄(動物性由来)」「非ヘム鉄(植物性・無機塩類)」「キレート鉄(グリシン酸鉄など)」があります。
- ヘム鉄:吸収されやすく、胃への刺激が比較的少ない。ただし動物由来のため菜食の方には向かない
- 非ヘム鉄(硫酸鉄・フマル酸鉄など):手頃だが、胃に刺激を感じやすい人もいる
- キレート鉄(グリシン酸型など):胃にやさしいとされ、吸収もされやすいと報告されている
つわりで胃が敏感な時期は、胃にやさしいタイプ(ヘム鉄やキレート鉄)が選ばれやすい傾向があります。
ビタミンB群
ビタミンB群は、葉酸(B9)もその一員ですが、他のBビタミン——B6・B12・B1・B2など——も妊娠中の体を支える働きに関わっています。
- ビタミンB6:つわりのときに吐き気をやわらげる可能性が研究で示されており、産婦人科でも処方されることがある成分。また、たんぱく質の代謝にも関わる
- ビタミンB12:葉酸と連携して赤血球の形成に関わる。B12が不足していると葉酸の働きが発揮されにくくなることも
- ビタミンB1(チアミン):エネルギーをつくる働きに関わる。重症のつわり(妊娠悪阻)の際に不足することがあるとされ、医療機関での補給が行われることもある
Bビタミンは互いに連携して働くことが多いため、単体よりもBコンプレックス(B群をまとめたサプリ)を選ぶ方もいます。

成分の組み合わせと注意点
組み合わせで意識したいこと
| 組み合わせ | 特徴 |
|---|---|
| 葉酸 + ビタミンB12 | 互いの働きを補い合う。特にビーガン・菜食の方はB12不足に注意 |
| 鉄 + ビタミンC | ビタミンCが鉄の吸収を助けることが知られている |
| 鉄 + カルシウム | 一緒に摂ると吸収を妨げ合うことがある。時間をずらすとよい |
| 葉酸 + B6 + B12 | ホモシステインの代謝に関わる。Bコンプレックスで一緒に摂れる |
摂りすぎに気をつけたい成分
- ビタミンA(レチノール型):妊娠初期の過剰摂取は注意が必要。「ビタミンA入り」と書かれたサプリは形態(レチノールかβ-カロテンか)を確認する
- ビタミンD:脂溶性ビタミンは体に蓄積されやすく、過剰摂取のリスクがある。市販の複合サプリと合わせて飲む場合は量の重複に気をつける
- 鉄:医師から処方されている鉄剤がある場合、市販サプリとの重複に注意する

市販の葉酸サプリと処方された鉄剤、一緒に飲んでいいか迷っています

処方薬と市販サプリを組み合わせる場合は、主治医か薬剤師に確認するのが一番安心です。特に鉄は重複すると胃腸に負担がかかることがあります。遠慮せずに診察時に聞いてみてください。

「こんな細かいこと聞いていいかな」って思わなくて大丈夫。主治医はこういった質問を待っています。
iHerbで選ばれている商品とリアルな飲み方
「どんなサプリを選べばいいか分からない」という方向けに、iHerbで妊活・妊娠初期の栄養サポートを目的に選ばれることの多い商品を紹介します。あくまでも参考として、主治医に相談した上でご自身に合った選択を。
葉酸サプリの選択肢
Jarrow Formulas のメチル葉酸(400μg)は、体内で変換ステップが少ない「メチル葉酸型(5-MTHF)」を採用したビーガン対応の葉酸サプリです。

Jarrow Formulas, Vegan Methyl Folate, 400 mcg, 60 Veggie Capsules
- 形態
- カプセル
- 参考価格2026/06/11時点
- ¥1,705
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 38 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1カプセルを朝食後や空腹時に飲む人が多い。毎日飲む人もいれば週3回など間隔をあけて飲む人もいる。
- 「朝食後に飲んでいます。」
- 「空腹時に鉄と一緒に飲んでいます。」
- 「週3回飲んでいます。」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠97%
- 半量3%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 朝40%
- 空腹時20%
- 起床時20%
- 食後20%
- カプセルが飲みやすい
- パッケージが小さく、錠剤も小さいので飲みやすい
- B12との相互作用を避けるため2時間間隔で他のB群ビタミンと分ける
- MTHFR遺伝子変異があるため低用量が必要
- カプセルが小さく飲みやすい
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労67%
- 気分・ストレス56%
- その他11%
報告された体調の変化・副作用
- なし24%
- 高用量で不安3%
鉄分サプリの選択肢
NOW Foods の鉄(36mg)は、胃にやさしいとされるグリシン酸鉄(キレート鉄)タイプ。つわりで胃が敏感な時期に選ばれやすい形態です。

NOW Foods, Iron, 36 mg, 90 Veg Capsules
- 形態
- カプセル
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥1,702
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 43 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1カプセル(36mg)を摂る人が多く、医師の指示で2カプセルや隔日服用する人も。朝の空腹時、または夜に食後服用が見られる。
- 「毎晩ビタミンCと一緒に飲んでいる」
- 「1日1カプセルで飲みやすい」
- 「医師の提案で1日2カプセルを夜に飲んでいる」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠67%
- 2錠29%
- 3錠以上4%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 寝る前33%
- 食後25%
- 朝17%
- 空腹時17%
- 起床時8%
- 1カプセル/日の簡便性
- カプセルが飲みやすい
- カプセルが飲みやすく、ビーガン対応
- カプセルが飲みやすく、胃に優しい
- カプセルが飲みやすく胃に優しい
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労50%
- その他40%
- お通じ10%
- 気分・ストレス3%
- 肌3%
報告された体調の変化・副作用
- なし61%
- 空腹時に胃への負担2%
- 胃の不快感2%
- 胃痛2%
NaturesPlus Hema-Plexは、鉄に加えてビタミンCや補助栄養素を組み合わせたゆっくり溶け出すタイプ(スローリリース)のサプリです。

NaturesPlus, Hema-Plex®, Iron with Essential Nutrients for Healthy Red Blood Cells, 60 Slow-Release Tablets
- 形態
- タブレット
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥3,120
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 34 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1錠を朝食前30分や朝食時に飲む方が多い。就寝前に飲む人もいる。錠剤が大きめなので半分に割って飲む方や、柑橘ジュース・レモン水と一緒に摂る工夫も見られる。
- 「柑橘ジュースと一緒に飲んでいる」
- 「朝食30分前にレモン水と一緒に摂取」
- 「毎日ではなく週1回だけ飲んでいる」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠90%
- 2錠5%
- 半量5%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 朝25%
- 空腹時25%
- 食後25%
- 寝る前13%
- 起床時13%
- 1日1回で飲みやすいサイズ
- 1日1錠で便利
- タブレットが半分に分割できる大きさ
- タブレットのサイズが大きいが、利点が重みを上回る
- 吸収を高めるため朝食30分前に摂取し、レモン水を追加している
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労56%
- その他30%
- 気分・ストレス11%
- 肌11%
- お通じ4%
- 睡眠4%
報告された体調の変化・副作用
- なし62%
- にきび3%
- 消化系への負担3%
- 腎臓痛3%
- 膨満感3%
ビタミンB群サプリの選択肢
Life Extension BioActive Complete B-Complexは、各Bビタミンを活性型(体内で変換しやすい形態)で配合したビーガン対応のBコンプレックスです。

Life Extension, BioActive Complete B-Complex, 60 Vegetarian Capsules
- 形態
- カプセル
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥1,705
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 58 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1〜2カプセルを朝食時または朝に飲む人が多い。推奨は2カプセルだが、1カプセルで続ける人も目立つ。
- 「健康的な食事なら1日1カプセルで十分」
- 「推奨は2カプセルだが自分は1カプセル飲んでいる」
- 「朝食と一緒に1カプセル飲んでいる」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠57%
- 2錠33%
- 3錠以上5%
- 半量5%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 食後45%
- 朝34%
- 寝る前11%
- 昼11%
- 飲みやすい
- カプセルが良いサイズで飲みやすい
- カプセルが飲みやすい、胃に優しい
- カプセルが飲みやすく、胃に優しい
- カプセルサイズが小さく飲みやすい
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労83%
- 気分・ストレス40%
- その他13%
- 睡眠10%
- 肌3%
- 足の攣り・筋肉3%
報告された体調の変化・副作用
- なし43%
- わずかなフラッシング2%
- 尿がオレンジ色になった2%
- 尿の色が黄色くなる2%
- 消化不快感(食事なしの場合)2%

こんなときは専門家に相談を
妊娠中のからだの変化は個人差がとても大きく、「これは普通のこと?」と判断が難しいこともあります。次のような状態が続く場合は、主治医や助産師に早めに相談してください。
- つわりがひどく、1日に何度も嘔吐する・水分も取れない日が続いている
- 立ちくらみや動悸が強く、日常生活に支障が出ている
- 検診で貧血を指摘された・ヘモグロビン値が低いと言われた
- 今飲んでいるサプリや食事が妊娠中に適しているか確認したい
- 市販の葉酸サプリと処方された薬を一緒に使ってよいか判断できない
診察時に役立つ「伝えるメモ」
受診前にメモしておくと伝えやすくなります:
- 現在飲んでいるサプリメントの名前と量
- 1日の食事のざっくりした内容
- 気になっている症状(だるさ・息切れ・食べられないものなど)

「サプリのことを主治医に聞くのは大げさかな」と思う方もいますが、妊娠中のサプリ選びは医療に近い話です。遠慮せず持っていった商品パッケージを見せながら確認するのがいちばん確実ですよ。
よくある質問(FAQ)
Q. 葉酸はいつから飲み始めればいいですか?
A. 理想的には妊娠を計画した段階(妊娠1か月以上前)から飲み始めることが推奨されています。神経管の形成は妊娠初期のとても早い段階に始まるためです。ただし、妊娠が分かってから飲み始めても意味がないわけではないので、今からスタートしてください。
Q. 妊娠中に葉酸以外のサプリを飲んでもいいですか?
A. 成分によって異なります。鉄・ビタミンB群・ビタミンD・カルシウムなどは妊娠中に不足しやすく補いたいとされるものですが、種類や量は主治医に確認してから使用するのが安心です。特に脂溶性ビタミン(A・D・E・K)は過剰摂取のリスクがあるため注意が必要です。
Q. 市販の葉酸サプリと処方された葉酸は何が違うのですか?
A. 主な違いは含まれる量と医師の管理の有無です。処方薬は量が明確で医師が必要量を判断して処方しますが、市販のサプリは自己管理が必要です。妊娠中は重複摂取に注意し、どちらを選ぶか迷ったときは主治医に相談してください。
Q. つわりで何も食べられない時期、サプリだけでも大丈夫ですか?
A. 短期間であれば食事が摂れなくてもサプリで補助するのは現実的な選択です。ただし水分も摂れない・嘔吐が激しい・体重が急激に落ちるという状況は「妊娠悪阻」の可能性があり、医療機関での対応が必要なことがあります。「つわりだから仕方ない」と我慢せず、主治医に相談してください。
Q. 鉄サプリで便秘がひどくなりました。どうすればいいですか?
A. 鉄サプリ(特に無機塩の非ヘム鉄)は便秘を起こしやすい場合があります。胃にやさしいタイプ(グリシン酸鉄などのキレート鉄・ヘム鉄)に変えると症状が落ち着くことがあります。それでも続く場合は主治医に相談し、処方鉄剤への変更や食物繊維・水分の摂り方を確認してみてください。
※ 本品は医薬品ではありません。病気の診断・治療を目的としたものではありません。
※ 症状が続く場合・お薬を服用中の方は、医師または薬剤師にご相談ください。