
髪のハリが気になるなら、まずB群を見直す
「最近、髪にコシがなくなった気がする」「ドライヤーをかけてもすぐぺたんとなる」。
そんなことを感じていませんか?
髪のハリやボリュームが気になりだしたとき、多くの人がシャンプーやトリートメントを変えます。でも実は、食事から摂る栄養の変化が関係していることがあります。
その中でも「ビタミンB群」は、皮膚や髪の健康維持に関わる栄養として昔から注目されてきました。ただ、「B群を飲めば髪が生き返る」といった話ではなく、もう少し地に足のついた話です。
この記事では、ビタミンB群と髪の関係を研究データも交えながら正直に解説します。「何が言えて、何はまだ言えないのか」も含めて、丁寧にまとめました。
ビタミンB群と髪のハリ——何が関係しているの?
まず「ビタミンB群」というのは、1種類の栄養素ではなく、8種類のビタミンがまとめてB群と呼ばれているグループです。
| 名前 | 別名 | 髪との主な関わり |
|---|---|---|
| ビタミンB1 | チアミン | 体のエネルギーづくりを支える |
| ビタミンB2 | リボフラビン | 細胞の再生を助ける働きに関わる |
| ビタミンB3 | ナイアシン | 頭皮への血のめぐりに関わるとされる |
| ビタミンB5 | パントテン酸 | 髪の主な材料(ケラチン)の合成に関わる |
| ビタミンB6 | ピリドキシン | たんぱく質の代謝を助ける |
| ビタミンB7 | ビオチン | 皮膚・髪・爪の健康維持に関わる |
| ビタミンB9 | 葉酸 | 細胞分裂を助ける |
| ビタミンB12 | コバラミン | 赤血球の形成に関わる |
この中で、髪のハリやボリュームと特によく話題に上るのが、ビオチン(B7)とパントテン酸(B5)です。

ビオチンって、美容サプリでよく見る名前ですよね。それもB群のひとつだったんですか?

そうなんです。ビオチンはB群の仲間ですが、美容文脈で単独で売られることも多いので、「別もの」と思っている方も多いんですよね。
体の中で何をしているの?
ビタミンB群が髪に関わる理由を一言でいうと、「髪の材料を作るプロセスに関わっている」からです。
髪の主成分は「ケラチン」というたんぱく質。このケラチンを体の中で合成するときに、ビタミンB群がいくつかの段階で関わっています。
- パントテン酸(B5): ケラチン合成に必要な「補酵素A(CoA)」というものを作るのに欠かせない
- ビオチン(B7): 脂肪酸の合成を助け、皮膚や毛包(もうほう。毛が生える袋状の組織)を健康に保つ働きに関わる
- ビタミンB6: たんぱく質をアミノ酸に分解・再合成する「代謝」を助ける
また、B2(リボフラビン)やB3(ナイアシン)は、細胞のエネルギー産生に関わるため、毛根の細胞が活発に働くための「土台」を支えているとも考えられています。
もっと詳しく知りたい方へ——毛包とビタミンB群の関係(クリックで展開)
髪は「毛包」と呼ばれる皮膚の小さな袋状の組織から伸びています。毛包の中にある「毛母細胞」が細胞分裂を繰り返すことで、髪は1か月に約1〜1.5cmずつ伸びます。
この細胞分裂には、葉酸(B9)やビタミンB12が関わっており、不足すると分裂のペースが落ちることが知られています。また、毛包には皮脂腺も隣接しており、皮脂の量が多すぎたり少なすぎたりしても、髪の状態に影響します。ビオチンは皮脂腺の働きにも関係があるとされており、皮膚・頭皮・髪という一連の健康維持に幅広く関わっています。
ただし、これらは「不足しているとき」に補うことで健康な状態を維持する、という話であり、余分に摂ることで髪が特別よくなる、という意味ではありません。

研究で分かっていること、まだ言えないこと
ビタミンB群と髪の健康については、研究が完全に出揃っているわけではありません。正直にお伝えすると、「補うことで髪のハリが増す」と確実に言い切れる段階にはないのが現状です。
ただ、積み重なってきた研究の中から、いくつか参考になる知見があります。
ビオチン(B7)に関する研究
最もよく調べられているのがビオチンです。
複数の研究で、「髪のコシや爪のもろさを感じている女性が、ビオチンを補ったところ、一部の方で質感や断裂しにくさに変化が見られた」という報告があります。参加人数は数十人規模の小さな研究が多く、「大勢で調べたら同じ結果が出る」とまでは言えませんが、「まったく根拠がない話ではない」というのが正直なところです。
もうひとつ注目すべき点は、「もともとビオチンが不足していた人ほど、変化が出やすかった」という傾向です。ビオチンは必要量がそれほど多くなく、通常の食事で足りていることが多いのですが、食事が偏りがちな方・抗生物質を長期で使っている方・妊娠中の方などは不足しやすいとされています。

ビオチンは腸内細菌が体内で作る分も含めると、通常は不足しにくいんです。でも食事が偏ったり、腸の調子が崩れていたりすると、思っているより摂れていないこともあります。

あ、腸内環境も関係してくるんですね。髪のことを考えると、腸まで気にしなきゃいけないのか…。

そこは奥が深いですよね。まずはビオチンを含む食品(卵や全粒穀物など)を意識しながら、補いたい方はサプリという順番が自然かもしれません。
パントテン酸(B5)に関する研究
パントテン酸については、「毛包の周辺でケラチン合成に関わる働きが確認されている」という基礎研究レベルの報告があります。ただ、「ヒトがパントテン酸を飲んで髪が変わった」という大きな臨床研究はまだ少なく、現時点では「可能性として注目されている段階」と見るのが妥当です。
「不足していなければ飲んでも意味がない」は本当か
これはよく聞かれる疑問です。
正確には、「すでに十分足りている人が、さらに摂ってもプラスアルファはあまり期待しにくい」というのが研究の示唆するところです。ビタミンB群は水溶性(水に溶けるタイプ)なので、余分に摂っても多くは尿として排出されます。
ただ、現代の食生活では意外と摂れていない方も多く、「自分は足りているのか」を正確に把握するのは難しいのも事実。だから「まずは食事で見直す」「それでも不安なら補う」という順番が、多くの研究者も支持するアプローチです。
もっと詳しく知りたい方へ——ビオチン研究の解釈の注意点(クリックで展開)
ビオチンに関する研究の多くは、もともと「ビオチン欠乏症」や「爪・皮膚のもろさ」を訴える特定の患者さんを対象にしたものです。健康な人や、特に不足のない人を対象にした大規模なランダム化比較試験(プラセボと比較して結果を見る試験)はほとんど実施されていません。
そのため、「ビオチンを摂れば誰でも髪のハリが増す」という読み取り方は研究の範囲を超えており、現時点では「不足しているかもしれない方のサポート」という位置付けが適切です。

日本人の食事で不足しやすいB群は?
ビタミンB群は肉・魚・卵・乳製品・全粒穀物・豆類などに含まれています。一見、バランスよく食べていれば足りそうですが、現代の食生活には注意点があります。
不足しやすい場面
- 精製された白米・白いパンが多い食事: 玄米や全粒粉パンに比べて、B1・B2・葉酸などが少ない
- アルコールを飲む機会が多い: アルコールの分解にB1が使われるため、飲酒量が多い方はB1が消費されやすい
- ストレスが多い時期: B群の一部は、ストレス応答の中で消費が増えるとされる
- ダイエット中・食事量が少ない: カロリーを絞ると必然的にB群の摂取量も下がる
- 完全菜食(ヴィーガン)の方: B12は動物性食品にしか含まれないため、植物性だけの食事では不足するリスクが高い

ダイエット中もB群が減りやすいんですね。食べる量を減らして頑張っていたのに、髪がパサパサになった気がするのは、それと関係あるのかな…。

ダイエット中の栄養不足は、髪だけでなく全身に影響することがあります。特に急激に食事量を減らすと、たんぱく質やB群が一緒に不足しやすいので、少し意識してみてください。気になる変化が続く場合は、医師や管理栄養士にご相談されるのが安心ですよ。

「みんなの飲み方」——実際のユーザーはどう摂っているか
iHerbのレビューや服用パターンのデータから見えてくる、ビタミンB群を髪のハリ・ボリュームが気になって選んでいる方たちの飲み方の傾向をまとめました。
よく見られる飲み方のパターン
- 朝食と一緒に摂る: B群は水溶性で尿として出やすいため、食事と一緒が吸収しやすいと言われている。「朝ごはんのついでに」という習慣にしている方が多い
- 1日1回のみ: B50やB100などの「B群まとめ商品」を1日1粒というシンプルな飲み方が主流
- 2〜3か月続けて様子を見る: 「1週間で変わった」という話より、「2〜3か月続けてみて髪の質感が少し変わった気がする」という声が多い
- ビオチン単体と併用: B群の複合商品に加えて、別途ビオチン単体サプリを追加している方もいる
実際に選ばれているiHerb商品と、そのリアルな飲み方データを下に紹介します。
Life Extension BioActive Complete B-Complex
「活性型(active forms)」のビタミンB群を配合した商品。体内でそのまま使われやすい形になっている点で選ばれることが多いです。

Life Extension, BioActive Complete B-Complex, 60 Vegetarian Capsules
- 形態
- カプセル
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥1,705
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 58 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1〜2カプセルを朝食時または朝に飲む人が多い。推奨は2カプセルだが、1カプセルで続ける人も目立つ。
- 「健康的な食事なら1日1カプセルで十分」
- 「推奨は2カプセルだが自分は1カプセル飲んでいる」
- 「朝食と一緒に1カプセル飲んでいる」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠57%
- 2錠33%
- 3錠以上5%
- 半量5%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 食後45%
- 朝34%
- 寝る前11%
- 昼11%
- 飲みやすい
- カプセルが良いサイズで飲みやすい
- カプセルが飲みやすい、胃に優しい
- カプセルが飲みやすく、胃に優しい
- カプセルサイズが小さく飲みやすい
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労83%
- 気分・ストレス40%
- その他13%
- 睡眠10%
- 肌3%
- 足の攣り・筋肉3%
報告された体調の変化・副作用
- なし43%
- わずかなフラッシング2%
- 尿がオレンジ色になった2%
- 尿の色が黄色くなる2%
- 消化不快感(食事なしの場合)2%
NOW Foods B-50
各B群を50mgずつ均等に配合した「B50」タイプ。バランスよくまとめて摂りたい方に選ばれています。

NOW Foods, B-50, 100 Veg Capsules
- 形態
- カプセル
- 1回量
- 1 veg caps
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥2,021
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 52 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1カプセルを朝食後や午前中に飲む人が多い。午後10時以降は避ける飲み方も。カプセルは小さめで飲みやすいとの声が目立つ。
- 「1日1カプセルを昼食と一緒に飲んでいる」
- 「朝に1錠飲んでいる」
- 「朝10時より前に飲む。それより遅いと自分には遅すぎる」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠93%
- 半量7%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 朝46%
- 食後31%
- 昼15%
- 空腹時8%
- カプセルが飲みやすい
- 1粒で全B系が摂取できるため便利。水分補給が必要
- 50mgを選択(100mgよりも過剰にならないため)
- カプセルサイズが小さく飲みやすい
- カプセルに強いビタミン臭がなく飲みやすい、滑らかなカプセル
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労84%
- 気分・ストレス35%
- その他16%
- 肌5%
- 足の攣り・筋肉3%
報告された体調の変化・副作用
- なし44%
- ナイアシンフラッシュ(温かい、チクチク感)2%
- ナイアシンフラッシュ(皮疹と熱波)2%
- 最初はげっぷが出た2%
- 尿が明るい黄色になる2%
Thorne Basic B Complex
活性型のB群を採用した、品質重視派に人気の商品。価格帯は高めですが、吸収のされやすさを重視する方に選ばれています。

Thorne, Basic B Complex, 60 Capsules
- 形態
- カプセル
- 1回量
- 1 capsule
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥4,372
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 35 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1カプセルを朝食後や昼食後に飲む人が多い。カプセルが大きめなので食後の摂取が一般的。2日に1回や1日おきなど頻度を調整する人もいる。
- 「1日1カプセルを朝食と一緒に飲んでいる」
- 「昼食後に飲むと胃に優しい」
- 「2〜3日に1回のペースで飲んでいる」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠64%
- 半量27%
- 2錠9%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 食後75%
- 朝25%
- 飲みやすい
- カプセルが小さく飲みやすい
- カプセルの形状が飲みやすい
- サイズと包装が使いやすい
- ビタミンB6の含有量が高いため、毒性を避けるため
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労61%
- その他33%
- 気分・ストレス28%
- 睡眠11%
- お通じ6%
報告された体調の変化・副作用
- なし40%
- ピルの味が戻ってくる3%
- 体臭3%
- 吐き気3%
- 尿の色が変わる3%
21st Century B-Complex plus Vitamin C
コストを抑えながら続けたい方に選ばれているエントリー商品。ビタミンCが一緒に入っているのも特徴です。

21st Century, B-Complex plus Vitamin C, 100 Tablets
- 形態
- タブレット
- 1回量
- 1 tablet
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥1,166
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 34 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1錠を朝食後に飲む方が多い。半錠に割って飲む人もいる。空腹時は避け、食後に水で飲むのが一般的。
- 「毎朝1錠飲んでいる」
- 「1日半錠ずつ飲んでいる」
- 「空腹では飲まない方が良い」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠93%
- 半量7%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 朝45%
- 空腹時27%
- 寝る前9%
- 起床時9%
- 食後9%
- B複合ビタミンは空腹時の方が吸収が良い。ただし胃の問題がある場合は食後1時間を推奨(アスコルビン酸ビタミンC含有のため)
- カプセルが飲みやすく、食事と一緒に摂取すると胃に優しい
- カプセルサイズが小さく飲みやすい
- サイズが小さいので飲みやすい
- サイズが管理しやすい
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 疲労67%
- 気分・ストレス22%
- 肌19%
- その他11%
- 睡眠7%
- 足の攣り・筋肉4%
報告された体調の変化・副作用
- なし38%
- 空腹時に吐き気3%

どの「形態」を選ぶか——B50/B100/活性型の違い
B群サプリには、大きく分けて3つのタイプがあります。初めて選ぶ方は、この違いを知っておくと商品選びで迷いにくくなります。
| タイプ | 特徴 | こんな方に |
|---|---|---|
| B50 | 各B群を50mgずつ均等に配合 | バランス重視・はじめての方 |
| B100 | 各B群を100mgずつ高用量に配合 | より多く摂りたい方(※過剰摂取に注意) |
| 活性型(active forms / methylated) | 体内でそのまま使える形に変換済み | 吸収を重視したい方・遺伝的な代謝の違いが気になる方 |

「活性型」って、普通のと何が違うんですか?

例えばB12には「シアノコバラミン」と「メチルコバラミン」という2種類があります。シアノコバラミンは体の中でメチル化という変換をしてから使われますが、メチルコバラミンは最初からそのまま使える形です。変換の過程がうまくいきにくい体質の方には、最初から変換済みの「活性型」が向いているとされています。

ただ、大多数の健康な方にとっては、普通のB群サプリでも問題なく機能することが多いです。最初から活性型でなくてもいいし、気になる方が活性型を選ぶ、という感じですね。
もっと詳しく知りたい方へ——MTHFR遺伝子変異と活性型B群(クリックで展開)
「活性型」のB群が特に注目されている背景のひとつに、「MTHFR(エムティーエイチエフアール)」と呼ばれる遺伝子の変異があります。この遺伝子変異があると、葉酸を体内で使える形に変換するプロセスがうまく働きにくいことが知られています。
MTHFR変異は決して珍しいものではなく、特定の割合の人に見られます。自覚症状もないため気づいていない方も多いですが、葉酸(B9)を「活性型(メチル葉酸)」で摂取することが好まれることがあります。
ただし、「MTHFR変異があるから活性型を摂るべき」という判断は、本来は医師や専門家のもとで行うものです。自己判断で過剰に摂取することはお勧めしません。
摂るタイミングと量の目安
タイミング
| タイミング | 理由 |
|---|---|
| 朝食と一緒 | B群は水溶性で空腹時に摂ると胃を刺激することがある。食事と一緒が安心 |
| 昼食と一緒 | エネルギーが必要な午後に向けて、という考え方も |
| 夜は避けがち | B3(ナイアシン)などは体を活性化する方向に働くとされるため、夜に摂ると目が覚めやすい方がいる |
量の目安
日本の食事摂取基準では各B群に推奨量が定められていますが、サプリでは「B50」タイプで各50mg含まれていることが多く、推奨量を大幅に超えるものもあります。
水溶性ビタミンなので余分は尿として出ますが、大量に摂り続けると一部のB群(特にB6)では神経系への影響が報告されているため、「多ければ多いほどよい」ではありません。一般的にはB50タイプ(1日1粒)から始めるのが無理のない入口とされています。
もっと詳しく知りたい方へ——B6の過剰摂取に関する注意点(クリックで展開)
ビタミンB群の中で特に過剰摂取への注意が呼びかけられているのが、ビタミンB6です。長期間にわたって大量のB6を摂り続けると、手足のしびれや感覚の鈍さ(末梢神経障害)が起きることが報告されています。
日本の食事摂取基準では、成人のB6の「耐容上限量」を1日60mgと定めています。B100タイプのサプリには1粒あたり100mgのB6が含まれる場合もあるため、毎日長期で飲み続ける場合は注意が必要です。
「B50から始めて様子を見る」「同じサプリを何種類も重ねない」というのが、安全に続けるための基本です。気になる場合は医師や薬剤師にご相談ください。
他の成分との組み合わせ
B群単体で考えるより、組み合わせでアプローチしたいという方も多いです。よく一緒に摂られる成分と、その理由をまとめました。
ビオチン(単体)
B群コンプレックスに含まれるビオチン量では少ないと感じる方が、別途ビオチン単体を追加するケースがあります。ただし、ビオチンの過剰摂取は一部の血液検査(甲状腺ホルモンの検査など)に影響することがあるため、検査を控えている方は注意が必要です。
亜鉛
亜鉛は、たんぱく質の合成に関わるミネラルです。髪のハリが気になる方が「B群+亜鉛」という組み合わせを選ぶことがあります。ただし亜鉛の過剰摂取は銅の吸収を妨げるため、摂りすぎには注意が必要です。
ビタミンC
ビタミンCは、コラーゲンの合成に関わる成分として知られています。「B群+C」の組み合わせは比較的ポピュラーで、冒頭で紹介した21st CenturyのB-ComplexにはビタミンCが最初から含まれています。

組み合わせがいろいろあって、どれから始めるか迷いそうです…。

まずB群だけのシンプルなものから始めてみる、というのが現実的だと思います。「全部一緒に始める」より、自分の体の変化をひとつひとつ確かめながら足していく方が、結局わかりやすいですよ。
注意点と、向いていない方
こんな方は先に医師・薬剤師に相談を
- お薬を服用中の方: 一部の薬(抗てんかん薬・抗生物質・ピルなど)とB群が影響し合う場合があります
- 腎臓に不安がある方: 水溶性ビタミンは腎臓で処理されるため、腎機能が低下している方は注意が必要です
- 妊娠中・授乳中の方: 葉酸(B9)は推奨されることが多いですが、他のB群の大量摂取は慎重に
- 甲状腺の検査を近々受ける予定の方: 高用量のビオチンは一部の検査値に影響することがあります
よくある誤解
❌「B群を飲めば薄毛に歯止めがかかる」 → B群は皮膚・髪の健康維持に関わる栄養ですが、脱毛症や薄毛のケアを目的とした医薬品ではありません。薄毛が気になる場合は、皮膚科に相談するのが先決です。
❌「たくさん飲むほど髪によい」 → 水溶性とはいえ、B6などは過剰摂取で体への影響が報告されています。「適量で継続」が基本です。
❌「飲んですぐ変化が出る」 → 髪の成長サイクル(ヘアサイクル)は数か月単位。「2〜3か月続けてみてから判断する」という感覚が現実的です。

サプリはあくまで食事の補完です。B群を摂るだけでなく、たんぱく質(髪の材料になるアミノ酸の源)をしっかり食事で摂ること、そして睡眠・ストレスを整えることが、髪の健康を維持するための大きな土台になります。気になる症状が続く場合は、医師や薬剤師にご相談ください。
まとめ——ビタミンB群と髪のハリ、整理するとこうなる
- ビタミンB群(特にビオチン・パントテン酸)は、皮膚や髪の健康維持に関わる栄養として研究が積み重なっている
- ただし「誰でも確実に変わる」というレベルではなく、「不足している方が補うと変化が出やすい」という傾向がある
- 食事が偏りがち・ダイエット中・菜食中心の方は、不足しやすい状況にある
- サプリを選ぶなら、B50タイプから1日1粒・朝食と一緒が、無理のない入口
- 「活性型(methylated)」は吸収を重視したい方の選択肢。多くの方は通常タイプでも問題なし
- 続けるなら最低2〜3か月を目安に。すぐ変わると期待しすぎない
- お薬を飲んでいる方・妊娠中の方は必ず医師・薬剤師に相談を
髪のハリやボリュームが気になりだしたとき、シャンプーだけでなく「食事と栄養」という視点を持つことが、遠回りのようで実は近道かもしれません。
よくある質問
Q. ビタミンB群を飲むと、どのくらいで変化が分かりますか?
A. 髪の成長サイクルは数か月単位なので、「飲んで2〜3週間で変わる」という即効性はあまり期待しにくいです。継続する場合は、最低でも2〜3か月を目安に様子を見るのが現実的です。変化の出方には個人差があります。
Q. ビオチン単体とB群コンプレックス、どちらを選べばいいですか?
A. 「髪全体の栄養サポート」として広くアプローチしたいならB群コンプレックスが向いています。「ビオチンを特に意識して摂りたい」という方はビオチン単体か、ビオチン含有量が多めのB群商品を選ぶ方法もあります。ただし、重ね摂りで過剰にならないよう注意が必要です。
Q. B群は毎日飲まないといけませんか?
A. B群は水溶性なので体内に長くとどまりません。毎日コンスタントに摂る方が、一定の水準を保ちやすいとされています。「飲み忘れた日があっても焦らず、また次の日から」という気楽さで続けることが大切です。
Q. B50とB100、どちらがいいですか?
A. 初めての方・量に慣れていない方はB50から始めるのが安心です。B100は各成分が多く含まれますが、特にB6は長期の過剰摂取に注意が必要とされています。「多いほど良い」ではないので、まずB50を試してみてください。
Q. 髪のハリが気になる場合、サプリ以外に何か大切なことはありますか?
A. たんぱく質(肉・魚・卵・豆腐など)をしっかり食事で摂ること、睡眠を整えること、頭皮への過度な刺激を避けることが土台になります。サプリはあくまで食事の補完であり、食事・生活習慣とセットで考えることが大切です。
※ 症状が続く場合・お薬を服用中の方は、医師または薬剤師にご相談ください。 ※ 本品は医薬品ではありません。病気の予防・治療を目的としたものではありません。