
生理の重だるさとマグネシウムの話
生理のたびに、体が重い。頭がぼんやりする。下腹部がじわじわと張る。気力がわかない。
そういう「なんとなくつらい」が、毎月やってくる方は多いと思います。
鎮痛薬を飲むほどの痛みではないけれど、確実に仕事や日常のリズムが乱される。でも「生理だから仕方ない」とずっと受け流してきた、という方も少なくないはずです。
そんな生理中の重だるさ・つらさと、「マグネシウム」というミネラルの関係を調べた研究が、いくつかあります。まだ「誰でも確実に」と言える段階ではないのですが、関係はありそうだ、という積み重ねが出てきています。
この記事では、何が分かっていて、何はまだ言えないのかを正直にお伝えしながら、実際にiHerbユーザーがどんな飲み方をしているかも紹介します。
生理中の重だるさ・つらさ、その「なんとなく」の正体
生理中や生理前後に感じる不調は、人によって本当にさまざまです。
- 下腹部や腰がずっしり重い
- 頭が重くて集中できない
- 体がむくんでだるい
- イライラしやすくなる
- 眠いのに眠れない
こうした不調はひとつの原因だけで起きるわけではなく、ホルモンの変動、血流の変化、神経の興奮しやすさ、筋肉の張りやすさ、などが複雑に絡み合っています。

「重だるさ」って、痛みとはまた別の感覚ですよね。なんとなくしんどい、みたいな。

そうなんですよね。痛みは鎮痛薬で対処できても、あの「全身が重い」感覚はなかなか解決しにくくて。だからこそ、根っこの部分から考えたいというニーズが大きい。
マグネシウムは、こうした不調の「根っこ」に関わる可能性があるとして注目されているミネラルです。ただ、どう関わっているのかを理解するには、まずマグネシウムが体の中でどんな役割を担っているかを知っておくと、話がつながりやすくなります。

マグネシウムって、体の中で何をしているの?
マグネシウムは「地味だけど、実はすごく大事」なミネラルです。骨や歯を作るのを助けたり、体を動かすエネルギーをつくるのに関わったり、こわばった筋肉をゆるめたりします。
特に注目したいのは、次の3つの働きです。
| 働き | どういうこと? |
|---|---|
| 筋肉をゆるめる | カルシウムが筋肉を収縮させるのに対し、マグネシウムはその収縮をゆるめる方向に働くと言われています |
| 神経が高ぶりすぎるのをしずめる | 神経が過剰に反応しないよう、ブレーキ役のような働きをするとされています |
| ホルモンの分泌に関わる | 生理に関わるホルモンのバランスを保つのに、マグネシウムが一定の役割を担うとする研究があります |
もっと詳しく:マグネシウムと筋肉・神経の関係(クリックで展開)
筋肉が収縮するとき、細胞の中にカルシウムイオンが流れ込みます。マグネシウムはこのカルシウムイオンの動きを調整する役割を担っています。マグネシウムが十分にあると、筋肉の収縮と弛緩(ゆるむこと)のリズムが保たれやすくなります。逆に不足すると、筋肉が収縮したままゆるみにくくなることがあります。
神経の面では、マグネシウムはNMDA受容体(神経の興奮に関わる受容体)の働きを調整することで知られています。この受容体が過剰に働くと神経が過敏になりやすく、痛みを感じやすくなる可能性があるとされています。マグネシウムがこの受容体をブロックする形で作用し、神経が高ぶりすぎるのをやわらげると考えられています。
「筋肉をゆるめる」「神経の興奮をしずめる」というこの2つが、生理中の重だるさ・つらさとどう関係するか。次のセクションで見ていきます。

マグネシウムとカルシウムは、筋肉に対して反対方向に働くことが分かっています。カルシウムが「収縮させる」なら、マグネシウムは「ゆるめる」方向です。このバランスが崩れると、筋肉が張りやすくなる可能性があると言われています。

生理中って、おなかが張ったり、腰が痛くなったりしますよね。それに筋肉が関係しているということ?

子宮も筋肉でできていますから、収縮のしやすさに関係している可能性はあります。ただし、これが「誰でも確実に起きること」とは言えない段階ですので、あくまで一つの視点として知っておく程度がよいと思います。
研究で「分かっていること」と「まだ言えないこと」
正直にお伝えすると、マグネシウムと生理中の不調の関係は「関係がありそう」という段階で、「確実にこうだ」とまでは言えません。研究の積み重ねはありますが、対象となった人数が少なかったり、研究のやり方が違ったりするため、結果がそろいにくい部分もあります。
それでも、いくつかの研究から見えてきていることはあります。
生理前・生理中のマグネシウム濃度について
複数の研究で、月経前症候群(PMS)の症状が強い女性の血液中のマグネシウム濃度が、症状が軽い女性に比べて低めである傾向が報告されています。
ただしこれは「低いから不調になる」のか、「不調があると消費が増えて低くなる」のか、まだはっきりしていません。原因と結果の方向性が、研究者の間でも議論が続いている部分です。
もっと詳しく:代表的な研究の概要(クリックで展開)
月経前の不調(下腹部の張り感・気分の落ち込み・体のだるさなど)を訴える女性を対象に、マグネシウムを数ヶ月間補った場合としない場合で比較した試験がいくつかあります。一部の試験では、マグネシウムを補ったグループで「体の張り感」「気分の揺れ」などの訴えが少なくなる傾向が見られました。一方で、差がはっきりしなかった試験もあります。対象人数は多い試験でも数十〜百人程度で、「大規模な確認」にはまだ至っていません。
出典リストは記事末尾にまとめています。
マグネシウムとホルモンの関係
エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンは、マグネシウムの体内での動きに影響を与えることが分かっています。月経周期の中でホルモンが変動するにつれ、マグネシウムの体内での使われ方も変わる可能性があるとされています。
ただし「だからサプリを飲めば解決する」というほどシンプルな話ではなく、食事・睡眠・ストレス・体質など多くの要因が絡んでいます。

研究の話をまとめると、「関係はありそうだけど、まだ全部は分かっていない」というのが正直なところ。でも、だからこそ「試してみた人の声」も参考になると思います。
まだ言えないこと
- 「マグネシウムを摂れば生理の不調がなくなる」とは言えません
- 何mg飲めばいいかの「最適な量」も、人によって異なります
- 効果が出るまでの期間にも個人差があります
これらを踏まえた上で、「試してみる価値はあるか」という観点から、次のセクションで実際のユーザーの飲み方を見ていきます。

「みんなの飲み方」— iHerbユーザーの実際
VitaSortでは、iHerbのレビュー・評価データをもとに、実際にマグネシウムを購入したユーザーがどんな飲み方・タイミングで使っているかを集計しています。
「生理の不調が気になって」という文脈でマグネシウムを選んだユーザーに多く見られるパターンをご紹介します。
よく見られる飲み方のパターン
- 夜の就寝前に飲む — 「眠れない」「体が張った感じで寝つけない」という声が多く、夜に飲むパターンが目立ちます
- 生理前1〜2週間から始める — 生理が始まってからではなく、「来そうだな」という時期から飲み始める方が多い印象です
- 食後に飲む — 空腹時に飲むと胃がゆるくなる(便がゆるくなる)場合があるため、食後に合わせている方が多く見られます
- 1日1〜2粒(100〜200mg程度)から始める — いきなり多めに飲まず、少量からスタートして体の反応を見るパターンが一般的です
以下に、実際にiHerbで購入されている商品の「みんなの飲み方」データを掲載します。
グリシン酸型(吸収にこだわる方に選ばれやすい)

Doctor's Best, High Absorption Magnesium Lysinate Glycinate、キレート化、Albion®(アルビオン)TRAACS®(トラックス)、タブレット240粒(1タブレットあたり100mg)
- 形態
- タブレット
- 1回量
- 200mg
- 参考価格2026/06/07時点
- ¥3,348
- mg 単価
- ¥0.140/mg
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 70 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
夜寝る前に1〜2粒飲む方が多く、粒が大きいため半分に割ったり噛み砕いたりする工夫も見られます。朝晩に分けて飲む方や、食事時に飲む方もいます。
- 「夜寝る前とお昼の後に飲んでます」
- 「寝る前に2粒飲んでます」
- 「毎日夕食時に一粒服用します」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 2錠36%
- 1錠24%
- 半量24%
- 3錠以上15%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 寝る前66%
- 朝22%
- 空腹時5%
- 就寝1時間前3%
- 昼3%
- 食後3%
マグネシウムは、筋肉や神経が正常に働くのを助ける必須ミネラルとされています。不足すると足がつりやすくなることも知られています。こうした働きから、一日の終わりの習慣として寝る前に取り入れる人が多いようです。
〔出典: NIH ODS Magnesium Fact Sheet〕
- 粒が大きいので飲みにくい
- 1つに50mgなので分けて飲みやすい
- カルシウムとの過剰摂取を避けるため。粒が大きいので半分に割るため
- サイズが大きいが、縦長タイプなので縦に飲み込めばスルッと飲める
- タブレットのサイズが大きいので4分割して飲みやすくしている
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 睡眠41%
- 足の攣り・筋肉30%
- お通じ24%
- 気分・ストレス20%
- 疲労11%
- その他9%
報告された体調の変化・副作用
- なし26%
- オナラがよく出る1%
- お腹がゆるくなることがある1%
- お腹が張りやすい1%
- ガスが増えた1%
クエン酸型(コスパ重視・はじめての方に選ばれやすい)

NOW Foods, Magnesium Citrate, 240 Veg Capsules (133 mg per Capsule)
- 形態
- カプセル
- 1回量
- 3 veg caps
- 参考価格2026/06/09時点
- ¥4,047
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 56 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
就寝前に2〜4カプセル飲む人が多く、朝食前や夕食時に飲む人もいます。カプセルを開けて水に混ぜる飲み方をする人もいます。
- 「就寝時に4〜5カプセル飲んでいます」
- 「就寝前に2カプセル飲んでいます」
- 「カプセルを開けて水に混ぜています」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 2錠44%
- 3錠以上39%
- 1錠13%
- 半量4%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 寝る前52%
- 食後20%
- 朝16%
- 就寝1時間前4%
- 昼4%
- 空腹時4%
マグネシウムは、筋肉や神経が正常に働くのを助ける必須ミネラルとされています。不足すると足がつりやすくなることも知られています。こうした働きから、一日の終わりの習慣として寝る前に取り入れる人が多いようです。
〔出典: NIH ODS Magnesium Fact Sheet〕
- カプセルあたりの用量が調整に適している
- カプセルが飲みやすい、胃に優しい
- カプセルが飲みやすく、用量調整が簡単で消化不快感がない
- カプセルのサイズは水で飲みやすい
- カプセルを開いて水に混ぜて飲む
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 睡眠57%
- お通じ49%
- 足の攣り・筋肉49%
- 気分・ストレス30%
- 疲労9%
- その他2%
報告された体調の変化・副作用
- なし48%
- 味が最適ではない2%
- 強い下剤効果2%
低価格で続けたい方に

21st Century, Magnesium, 250 mg, 110 Tablets
- 形態
- タブレット
- 1回量
- 1 tablet
- 参考価格2026/06/08時点
- ¥502
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 51 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1〜2錠を夜間や就寝前に飲む方が多く、食事と一緒に摂る人も見られます。錠剤を半分に割って125mgで調整する工夫も。
- 「夜に飲んでいます」
- 「1日2錠飲んでいます」
- 「就寝前に1錠、メラトニンと一緒に」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠73%
- 2錠20%
- 3錠以上3%
- 半量3%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 寝る前58%
- 就寝1時間前15%
- 朝12%
- 食後12%
- 昼3%
マグネシウムは、筋肉や神経が正常に働くのを助ける必須ミネラルとされています。不足すると足がつりやすくなることも知られています。こうした働きから、一日の終わりの習慣として寝る前に取り入れる人が多いようです。
〔出典: NIH ODS Magnesium Fact Sheet〕
- 飲みやすい
- カルシウムと一緒に配合されているため、吸収に関連がある
- キャップサイズと薬のサイズが良い
- タブレットサイズがほとんどより小さい
- 便利な用量(1日1錠)、飲みやすい・ほぼ無味無臭、かみやすい
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 睡眠69%
- 足の攣り・筋肉48%
- その他17%
- 気分・ストレス17%
- お通じ10%
報告された体調の変化・副作用
- なし51%
- お腹がゆるくなった2%
- めまい2%
- 吐き気2%

Life Extension, Magnesium Caps, 500 mg, 100 Vegetarian Capsules
- 形態
- カプセル
- 参考価格2026/06/08時点
- ¥1,446
VitaSort 独自 — みんなの飲み方
参考値iHerb の購入者レビュー 47 件から、この商品の「みんなの飲み方」をまとめました。
1日1カプセル(500mg)を就寝前に飲む人が多く、人によっては朝晩2回に分けたり、ストレス時に追加で飲む使い方もある。
- 「1日1カプセルを就寝前に飲んでいます」
- 「朝と夕方に1カプセルずつ飲んでいます」
- 「ストレスを感じた時に2カプセル飲みます」
1日の合計服用量(みんなの実際)
- 1錠81%
- 2錠19%
飲むタイミング(記載があった人のうち)
- 寝る前79%
- 就寝1時間前16%
- 朝5%
マグネシウムは、筋肉や神経が正常に働くのを助ける必須ミネラルとされています。不足すると足がつりやすくなることも知られています。こうした働きから、一日の終わりの習慣として寝る前に取り入れる人が多いようです。
〔出典: NIH ODS Magnesium Fact Sheet〕
- 1日1錠で済むため便利
- カプセルが大きいのが嫌い
- カプセルが滑らかで飲みやすい
- カプセル型で飲みやすい
- パウダーから液体に溶かす必要がなくなった
※ 下は「レビューで何が話題になったか」の集計です。効果があったかどうかを聞いたものではありません。自発的に投稿されたレビューが母体で、無作為に選んだものではありません。
レビューで話題に挙がった変化(言及した人の割合)
- 睡眠56%
- 足の攣り・筋肉46%
- お通じ27%
- 気分・ストレス24%
- その他7%
報告された体調の変化・副作用
- なし51%
- IBS症状が悪化した2%
- 不眠2%
- 夜中に何度も起床2%
- 強すぎると下剤効果がある可能性2%

グリシン酸型とクエン酸型、種類があるんですね。どう違うんですか?

簡単に言うと、体への吸収のされ方と、胃へのやさしさが少し違います。次のセクションで整理しますね。

形態の選び方 — どのタイプが自分に向いているか
マグネシウムには複数の「型(形態)」があります。同じマグネシウムでも、胃へのやさしさや吸収のされ方が少し異なります。
※各タイプの詳しい比較は、以下の表でまとめています。
| 形態名 | 日本語名 | どんなタイプか |
|---|---|---|
| Glycinate | グリシン酸型 | アミノ酸(グリシン)と結合した形。胃への刺激が少なく、穏やかに吸収されやすいとされる。胃腸が敏感な方に選ばれやすい |
| Citrate | クエン酸型 | クエン酸と結合した形。水に溶けやすく、比較的吸収されやすいとされる。コスパが良い商品が多い |
| Malate | リンゴ酸型 | リンゴ酸と結合した形。疲労感が気になる方が選ぶことが多い |
| Oxide | 酸化マグネシウム型 | 含有量あたりの価格が安い。ただし吸収率は他の型より低めとされ、便がゆるくなりやすい傾向がある |
| Threonate | スレオン酸型 | 脳や神経に届きやすい可能性が研究されている形態。価格は高め |
もっと詳しく:形態ごとの吸収率の違いについて(クリックで展開)
マグネシウムの吸収率は形態によって異なることが、複数の比較研究で示されています。酸化型(Oxide)は含有量あたりの価格は安いのですが、腸での吸収率が他の形態に比べて低めであると報告されています。一方でグリシン酸型やクエン酸型は、吸収率が比較的高めであるとする研究があります。ただし「どの型が最善か」は体質・目的・食事との組み合わせによっても変わるため、一概には言えません。胃腸が敏感な方は、まずグリシン酸型かクエン酸型から試してみるのが安心です。
生理の不調が気になる方に選ばれやすいのは?
iHerbのレビューを見ると、生理前後の不調(重だるさ・張り感・イライラなど)が気になって選んでいる方に多いのは、グリシン酸型(Glycinate) と クエン酸型(Citrate) です。
- 胃腸が敏感・胃がムカムカしやすい → グリシン酸型
- まずコスパよく試したい → クエン酸型
- 便がゆるくなるのが心配 → 酸化型は避けて、グリシン酸型かクエン酸型を選ぶ

私は以前、酸化型のマグネシウムをいきなり多めに飲んで、次の日に困ったことがあります(笑)。最初は少量から、形態も確認してから始めるのが無難です。
摂取のタイミングと量の目安
タイミングの選び方
| タイミング | 向いているケース |
|---|---|
| 夜・就寝30分〜1時間前 | 体のこわばりを感じやすい・眠りにつきにくい方。夜のリラックスを大切にしたい方に選ばれやすい |
| 夕食後 | 空腹時に飲むと胃がゆるくなりやすい方。食事と一緒に摂ることで胃への負担をやわらげやすい |
| 朝食後 | 夜は忘れやすい・朝の習慣として定着させたい方 |
VitaSort編集部メモ: iHerbのレビューを見ると、「夜に飲む」と書いているユーザーが最も多く、「朝より夜のほうが合っている」という声も目立ちます。絶対的なルールはないので、自分のライフスタイルに合わせて続けやすい時間を選んでみてください。
量の目安
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、18〜29歳女性は1日270mg、30〜49歳女性は1日290mgのマグネシウムを摂ることが推奨されています(食事からの合計)。
サプリでは、1日100〜300mg程度が目安として紹介されることが多いです。ただし食事から摂れている量によっても変わるため、最初は1日100mg程度から始めて、体の反応を見ながら調整するのが無難です。
もっと詳しく:マグネシウムの上限量について(クリックで展開)
厚生労働省の基準では、サプリメント等からのマグネシウム摂取量の「耐容上限量(これ以上は摂りすぎの可能性がある目安)」として、成人女性で1日350mgが設定されています(食事由来の分は含まない)。過剰に摂ると下痢・軟便になりやすいことが知られています。腎臓に問題がある方は特にご注意ください。心配な方は医師や薬剤師にご相談ください。

一度にたくさん飲んだほうが、早く効きそうな気がするんですが、ダメですか?

多く摂りすぎると、お腹がゆるくなりやすいです。特に酸化型は少量でもゆるくなりやすい方がいます。少ない量から始めて、体の様子を見るのが安全です。
他の成分との組み合わせ
マグネシウムと一緒に摂られることが多い成分と、その理由をまとめます。
| 組み合わせ成分 | なぜ一緒に摂られることが多いか |
|---|---|
| ビタミンB6 | マグネシウムの体内での働きをサポートする可能性があるとする研究がある。生理前後の気分の揺れが気になる方に選ばれやすい組み合わせ |
| カルシウム | 筋肉と神経の働きにおいて、マグネシウムと対になる関係にある。一緒に摂ることでバランスを意識する方が多い(マグネシウム:カルシウム=1:2〜1:1 程度が目安として紹介されることが多い) |
| ビタミンD | カルシウムの吸収に関わる栄養素。カルシウム・マグネシウムと一緒に「3点セット」として摂られることがある |
| グリシン | グリシン酸型のマグネシウムにはもともとグリシンが含まれている。夜の体の落ち着きを大切にしたい方が選びやすい |

よく「カルマグ(カルシウム+マグネシウム)」という言い方をするサプリがありますよね。これも、この組み合わせの発想から来ています。

いろんな成分を一緒に飲んでも大丈夫なんですか?

成分の種類や量によっては、お薬との兼ね合いが出ることもあります。特に何かお薬を飲んでいる方は、始める前に医師や薬剤師にご相談いただくと安心です。

食事でもマグネシウムを意識できること
サプリだけでなく、食事からのマグネシウムも大切です。以下の食品に比較的多く含まれています。
- ナッツ類(アーモンド、カシューナッツなど)
- 豆類(枝豆、大豆、黒豆など)
- 葉野菜(ほうれん草、小松菜など)
- 海藻(わかめ、ひじきなど)
- 全粒穀物(玄米、オートミールなど)
- バナナ
- 豆腐・大豆製品
「まず食事から」という方は、毎日の食事にナッツ類や豆類を少し加えるだけでも、マグネシウムを意識しやすくなります。
ひとこと: 精製された白米・白パンが中心の食生活では、マグネシウムが不足しがちと言われています。食事を変えるのが難しい方のサポートとして、サプリを活用するという考え方もあります。
注意点と、向いていない方
こんな方はまず医師・薬剤師にご相談を
- 腎臓に問題がある方 — 腎臓の機能が落ちていると、マグネシウムが体外に排出されにくくなります。過剰になるリスクがあるため、自己判断での摂取は注意が必要です
- お薬を服用中の方 — 一部の抗生物質や骨粗しょう症のお薬は、マグネシウムと一緒に摂ると吸収に影響が出ることがあります
- 妊娠中・授乳中の方 — サプリの必要性・量については、必ず担当の医師にご相談ください
- 症状が強い・長く続く方 — 毎月の生理の不調が日常生活に大きく支障をきたしている場合は、子宮内膜症・子宮筋腫・月経前不快気分障害(PMDD)など、別の原因が関係していることもあります。婦人科への受診をお勧めします
よくある「困った」と、対処法
| 困ったこと | 対処のヒント |
|---|---|
| お腹がゆるくなった | 量を減らす、食後に飲む、酸化型(Oxide)から他の型に変える |
| 胃がムカムカする | 空腹時を避けて食後に飲む、グリシン酸型に切り替える |
| 続かない | 夜の習慣(歯磨きのあと、など)に組み込む。錠剤が飲みにくければパウダー型も選択肢に |

「続かない」問題、これ大事ですね。毎月のことだから、習慣にできないと意味ないですよね。

そうなんです。何より「続けやすいかどうか」が大事。形態や量を試しながら、自分に合うスタイルを見つけてほしいですね。
まとめ:生理の重だるさとマグネシウム、今できること
- マグネシウムと生理中の重だるさ・つらさには「関係がありそう」という研究の積み重ねがありますが、「誰でも確実に」と言える段階ではありません
- 生理前後のマグネシウム濃度が低めになりやすいという報告があり、筋肉や神経の働きへの関与が理由として考えられています
- 形態はグリシン酸型(Glycinate) か クエン酸型(Citrate) から始めるのが無難
- タイミングは夜・食後が選ばれやすく、量は1日100〜300mg程度が目安
- 胃腸の反応を見ながら少量からスタートし、体の様子を観察しましょう
- 症状が強い・長く続く場合は、必ず婦人科を受診してください
毎月の「なんとなくつらい」を少しでも楽にするための、一つの選択肢として参考にしてみてください。
※ 症状が続く場合・お薬を服用中の方は、医師または薬剤師にご相談ください。
※ 本品は医薬品ではありません。病気の診断・治療を目的としたものではありません。
よくある質問
Q. マグネシウムは生理の何日前から飲み始めるといいですか?
A. iHerbのレビューを見ると、生理が来る1〜2週間前から飲み始めるパターンが多く見られます。ただし、どのタイミングが「最適か」は研究的にまだはっきりしていないため、まずは続けやすい飲み方を優先するのが現実的です。
Q. マグネシウムのサプリは毎日飲まなきゃいけませんか?
A. 毎日の継続を前提にしている方が多いですが、「飲み忘れた日があっても大丈夫」という声も多いです。体内での代謝の性質上、毎日コンスタントに摂り続けるほうが体の中での量が安定しやすいとされています。
Q. 酸化マグネシウムと他の形態、どっちを選べばいい?
A. 酸化型はコストが低いかわりに、吸収率が低めで便がゆるくなりやすい傾向があります。胃腸が敏感な方や、しっかり吸収させたい方には、グリシン酸型(Glycinate)またはクエン酸型(Citrate)が選ばれやすいです。
Q. カルシウムと一緒に飲んでいいですか?
A. 一緒に飲まれることは多いです。ただし、一度に大量のカルシウムとマグネシウムを摂ると、お互いの吸収に影響が出る場合があるとも言われています。時間をずらして飲む方法もあります。気になる場合は薬剤師にご相談ください。
Q. 生理の重だるさが毎月ひどい場合、サプリで対処できますか?
A. サプリはあくまで「日常のサポート」の一つです。毎月の不調が日常生活に支障をきたすほど強い場合は、子宮内膜症・月経前不快気分障害(PMDD)など、別の原因が関係している可能性もあります。まず婦人科への相談をお勧めします。
参考にした研究について(クリックで展開)
- Facchinetti F, et al. Magnesium prophylaxis of menstrual migraine: effects on intracellular magnesium. Headache. 1991.
- Quaranta S, et al. Pilot study of the efficacy and safety of a modified-release magnesium 250mg tablet in patients with PMS. Clin Drug Investig. 2007.
- Walker AF, et al. Magnesium supplementation alleviates premenstrual symptoms of fluid retention. J Womens Health. 1998.
(上記はいずれも参考として提示するものであり、本記事の内容を医学的に保証するものではありません)